【アトサキカカリ ミソフカモ】「アトサキカカリ」が、何の後と先がかかるのか、それがどうして32日となるのか不明。何かの区切り方で、1日が前か後の「季旬(今の一か月、私の造語)」について32日と30日になる「季旬」があるとでもいうのだろうか。そこで、仮説というより空想(妄想?)に近いと思うが、次のように考えてみた。解釈ノート131に書いたように、人々、とりわけ宮人や役人の生活には朔に始まり望をへて朔になる月の暦(太陰暦)は便利なものだった。しかし主たる産業の農耕は季節とズレが生じ調整を繰り返す太陰暦より、太陽の巡りをもとにした「自然暦」とか「農事暦」というような考え方が便利だった。山の雪解けの様子や桜の開花など、今でも使われているという季節の目安と合わせて、冬至から冬至までの日数約365日を春夏秋冬の四季に分け、それを上旬、中旬、下旬とした12区切り(12旬)で農作業の節目を表す農事暦といった考え方があった。その区切り方は、まず12旬をそれぞれ30日とする。5日余るので四季に1日ずつ振り分け、31日の季旬を作る。なお1日余るのと、それに加えて太陽の位置のずれを修正するために4年に1日増やす閏年が回ってくるのとで、32日とする季旬ができる。このような通常と違う日は「凶」の日として意識された。こんな空想はどんなものだろうか。
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