【オクルカワカリ】
葬送の者が鳥の姿(役割)となる、この時代の葬儀の一方法か。または正式な葬儀のできない場合の仕方か。「カワカリ」はどんな鳥かと江戸時代の鳥類図鑑を調べても載っていない。近世植物・動物・鉱物図譜集成、観文禽譜に、かろうじて「河雁・川雁・カハガリ」などの言葉を見つけることができた。ところが、「カワカリ」は記紀の記述によるものであった。振出しに戻った形になってしまったが、唯一次のような文があった。「(略) 雁をも鴨をもカルといひしと見ゆ (略) 黒鳧の肉淡黒、可食といへるはカルカモの本名カハガリ略してカルとも云う。(略) 纂疏には川雁は鳧雁の類を謂うとあり」(抜粋、一部漢文は読み下し文に変えた)これからすると、「カワカリ」は江戸時代にはすでに何の鳥か分からなくなっていたようであるが、「カワカリ」はカルガモのことだと書かれていることを頼りにカルガモと訳す。
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