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ノート26-036

【カツテハイスモ ミユモアゲ】 「カツテ」は産婆ならぬ産爺(取り上げ爺)とでも言ったらよいのだろうか。14綾本文172と184に、カダキヤスヒコが赤子を取り上げる仕事をすることで、カツテカミという称号を受けたことが書かれている。「イス」については、今日でも「出産椅子」という「イス」が使われることはあるようだが、広辞苑によれば、奈良時代以前は胡坐(アグラ)と呼ばれていたようである。それが「倚子(イシ)と呼ばれ、椅子(イス)となったようである(大言海)。この時代に古語辞典にもない「椅子」という用語があったかは疑問。文脈から考えると「イス」は、高貴な人に出産させるという意味で「斎(イ)為(ス)」と表現したか、「出だす」の省略形の「イス」かと考え、「取り上げ」と訳したが、正確な語義は不明。「ミユ」は産湯。