【コトサカノヲゾ】 わたしはハヤタマノヲとコトサカノヲを同一人物ではないかと疑っている。新宮市にある阿須賀神社等には「事解男命(コトサカオノミコト)」と「熊野速玉大神」の二神が祭られ、二つの神は関係があると考えられる。ところが、同じ新宮市の熊野速玉大社には主祭神として「熊野夫須美大神(イサナミ尊)」と「熊野速玉大神」が祭られ「コトサカノヲ」が祭られていない。説得に失敗した「ハヤタマノヲ」が祭られていて、イサナミのために力を尽くした「コトサカノヲ」が祭られていないのはおかしな話で、元々同一人物である「ハヤタマノヲ」と「コトサカノヲ」は、元々の名前の「ハヤタマノヲ」にまとめられたのではないかと考える。そのことから同一人物ではないかと考えた。
【ココノクミ】 「ココ」は数詞にはなっていないが「九・九」と読んだ。「クミ」は「汲み」と読むと、現代の結婚式における三々九度の盃が連想される。ウビチニとスビチニの盃のやり取りの様子が後の三々九度の盃の習わしの元になったのだろうか。