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猪が餌を食べているのを見て、その動きを神楽に取り入れ
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アマテルカミにお見せし、君が楽しまれました。
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神楽獅子はずっと長く鹿島の宮に
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伝わってきたもので、災いがないようにと
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楽しむのです。サルタヒコの
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名高い神楽です」。君は十二月に
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伊勢の国に行き、妹のヤマト姫の宮に
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滞在し、五十四年九月
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三十日には日代の宮に
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帰られたのである。
この度、三輪のタタネコが
【コノトキニ】 ここからは、オオタタネコからの皇への言葉なので、奉呈文と同じように敬体とした。
ヤマトオシロワケタリヒコ君の御代までの史書を編んで、神代の
【ミヨノフミ アミテカミヨノ ホヅマヂト ヨソアヤナシテ】 クシミカタマが「カミヨノホヅマヂ」、すなわち28綾のウガヤフキアワセズまで、記紀にいう「神の代」を書き、オオタタネコがカンヤマトイハワレヒコ以降40綾までを書いた。
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ホツマの史書と合わせて四十綾にまとめました。
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クニナヅにこれを見せると、クニナヅも
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三笠紀を三輪に見せて
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話し合い、新しく書きあげて
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両家より君に奏上します。
この書は昔、大物主クシミカタマが
【コノフミハ】 28綾本文437に「アハノアガタニオサム」とある。
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皇から詔を受けて作り、
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阿波宮に納めておいたものです。その後
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世の中の書に書かれたことがまちまちになっているので、
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この書を見た人も先入観で
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批判されないようにしてほしいものです。百回も千回も熟読すれば
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遥か昔の神の道の奥義を
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確かに読み取ることができるでしょう。
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アスス八百四十三年
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秋の佳き日にこれを奏上いたします。
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三輪の臣、スエトシが畏くも
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慎んで書きとめ申し上げました。
ハナヲシ

( ※ 花押は千葉富三氏による模写 )