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14-184 コモリカミ マタヤスヒコハ
コモリカミという尊称を賜った。また「ヤスヒコは
14-185 ヤスヤスト トリアグコトオ
安全に赤子を取り上げることを
14-186 ワザトナセ タマフヲシテハ
仕事とするがよい」と、
14-187 カツテカミ マタモロカミニ
カツテカミという尊称を賜った。また、諸臣に
14-188 ミコトノリ ツギコイノラハ
詔を下した。「世継ぎを欲しいと願うならば、
14-189 ワガウタト コヤネトコモリ
吾の歌とアマノコヤネとコモリカミと
14-190 カツテミナ アメニコタフル
カツテカミの歌はみな、天の神に通じる
14-191 ヲシヱナリ タミカナラズモ
教えであるので、民も必ずや
14-192 コレナワスレソ      
これを忘れることのないように」
14-193 コノトキニ ヤモヨロカミモ
この時に、大勢の臣も
14-194 モロタミモ ヲシヱオキキテ
民達もこの教えを聞いて、
ヤチタビニ コダネウルコト
トヨケ神が八千回祈ったのでアマテルカミを授かり、子種を得る則が
【ヤチタビニ コダネウルコト】 イサナミに子どもが授かるようにとトヨケが8000回祈ったこと。このことは4綾本文043に書かれている。
14-196 サタマルト チタビウヤマフ
定まったのだと、何度も何度もアマテルカミを敬った。
14-197 ノトコトゾコレ      
これが「世継ぎを祈る祝詞」である。