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【ハヱバユズリハ】
「ハヱバ」は本文213の「モチニハヱシキ」、218の「カトマツハエバ ユツリハモ」から、「ハヱバ」はシダと解釈した。現代でも正月の飾りなどにユズリ葉やシダ(ウラジロ)は使われている。
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裳を敷いて、寝ずに夜が明けるのを待った。
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夜が明けて、宮の戸を開け大勢人が出てきた。
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若姫が椀に若水を
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汲もうとした。釣瓶で水を汲み上げる時
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人影が見え、姫は驚いて宮に入り
【ソラツカミ】
天のカミ、すなわち高貴な人のこと。
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訪ねてきた方がおられます」。すると父はウツキネの着ている衣裳を
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窺い、八重の畳を
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敷き、ウツキネを宮の中に招き入れた。
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ここに来た分けを聞くと、ウツキネは事情を
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話された。ハデスミはしばし
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どうしたものかと考えた。その時、鵜戸守が来て言った。
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「堅網が積んであるどなたかの鴨船がありました。
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ちょうど元旦で、歌が書いてあったので
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取って見ると、ワカ歌が書いてありました」。
【メナシカタアミ】
「メナシ」を「目無し」と読む「目が詰んでいる固く編んだ網」の意と、「妻為し」と読む「ハデの娘と結婚させてください」とを掛けている。「カタアミ」は13綾本文012~021に、オシホミミが形ばかりの水浴びをしたことが書かれていて、それ以降、結婚した後の水浴びは形式化し「形浴み」となったのではないか。
【ハルベラヤ】
表面的には「目無しの堅い網を張る」という釣り針を探す手立てを言っているが、裏で「ハル」に「墾る(開墾する)」の意を持たせ、「(結婚させて)新しい土地を拓かせるのがよいでしょう」というメッセージを伝えていると解釈した。
【ミチヒノタマハ】 記紀には「しおみちのたま(記)しおみつたま(紀)、しおひのたま」とあり、山幸彦が投げた玉の霊力で潮が満ちたり引いたりするように書かれている。本稿は歴史という視点でホツマツタヱを訳しているので、このような「超常現象」としての訳は避けたいところだが、本文166から172の文は現実にあり得ることへの意訳も難しいほどはっきりと書かれているので、ここは私の創作に等しい訳になってしまった。解釈ノート085に書いたようにスセリとウツキネの皇子同士の争いをストレートにも書けず、また、記紀と違って「ミチヒノタマ」を投げたのは家臣で、皇子が家臣に取り押さえられたとも書けずに「人類の記憶」の中の「神話」に置き換えたのではないかと考えた。シホツツノヲヂの歌の「ミチヒノタマ」は、「導きの許しを賜う」と解釈して、家臣が皇子を導くことの許しを得る」というように考えた。また、歌の表向きの意味は「ミチビキノタマワバ」の短縮として「導き宣わば」すなわち「どうかお導きください」と訳した。これには二つの意味があり、表面的には「釣り針が見つかるようにどうかご指導ください」となり、もう少し深読みすると「メナシカタアミハルベラヤ」に続く言葉で「その上、ニニキネ君の跡を継いで新田を開拓できるように導いてほしい」という意味が込められているのではないかとも考えられる。実際、後にウツキネは筑紫でニニキネの跡を継いで新田を開拓している。
【ミチヒノタマハ】 記紀には「しおみちのたま(記)しおみつたま(紀)、しおひのたま」とあり、山幸彦が投げた玉の霊力で潮が満ちたり引いたりするように書かれている。本稿は歴史という視点でホツマツタヱを訳しているので、このような「超常現象」としての訳は避けたいところだが、本文166から172の文は現実にあり得ることへの意訳も難しいほどはっきりと書かれているので、ここは私の創作に等しい訳になってしまった。解釈ノート085に書いたようにスセリとウツキネの皇子同士の争いをストレートにも書けず、また、記紀と違って「ミチヒノタマ」を投げたのは家臣で、皇子が家臣に取り押さえられたとも書けずに「人類の記憶」の中の「神話」に置き換えたのではないかと考えた。シホツツノヲヂの歌の「ミチヒノタマ」は、「導きの許しを賜う」と解釈して、家臣が皇子を導くことの許しを得る」というように考えた。また、歌の表向きの意味は「ミチビキノタマワバ」の短縮として「導き宣わば」すなわち「どうかお導きください」と訳した。これには二つの意味があり、表面的には「釣り針が見つかるようにどうかご指導ください」となり、もう少し深読みすると「メナシカタアミハルベラヤ」に続く言葉で「その上、ニニキネ君の跡を継いで新田を開拓できるように導いてほしい」という意味が込められているのではないかとも考えられる。実際、後にウツキネは筑紫でニニキネの跡を継いで新田を開拓している。
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ソオのハデスミのお力で》
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そこで、ハデスミは全ての海女を呼んで
【ヒキメ】
「ヒキメ」「クチメ」「アカメ」は海女の名。
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「アラコ網を引きましょう」と言い、クチメは「釣りは
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役に立たないでしょうか」と言った。アカメ一人が
【メナシアミ】
シホツツの和歌に「メナシカタアミ ハルベラヤ」とあり、ハデスミの判断の材料になったのだろう。
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海女たちを集めて、アカメに付けて
【ヒレトレバ】
「ヒレ」の語義不明。文脈より「一網打尽」とした。
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大きな鯛がグチに噛みついたまま
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アカメの前に引き寄せられた。アカメはグチから
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元の釣り針を見つけた。鯛を生け簀に入れて
【マツベシト】
鯛に「待つべし」と言わないこともないが、ここでは「生かしておいた」というように理解したい。
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ハデスミは既に知っていて、「夢の中で、鯛が来て
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『私は魚で何の役にも立たないので、
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グチを差し上げます。私を尊の御膳に差し上げてください』と言った。
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我は、『鯛は最も尊い魚である。
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天君の御膳にのせるものだ』と、尊い魚の印として鱗
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三枚に山の形を印して海に戻した」と言った。
【ミツヤマノ タイハコレナリ】
ホツマツタヱには度々「はじめはじめ物語」が出てくるが、私はそれを史実とは考えていない。
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グチは天君の食事には出さないこととなった。アカメを褒めて
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ヨド姫と名前を授けた。ウツキネは釣り針が戻ったので
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喜び、シガに
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返させた。シガは鰐船に乗って
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シノ宮へ行き、ヤマクイを誘って
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共に鵜川に行った。
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スセリが二人に会い、どうしたのかと聞くと
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「実はかつて君(スセリ)の釣り針を借りて
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魚に取られてしまったのを、この度取り返して
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弟宮(ウツキネ)がシガに
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返させたのです」とヤマクイが言い、シガは釣り針を持って
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スセリに差し出した。スセリがよく見て
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「我の釣り針に間違いない」と言って去ろうとしたとき、ヤマクイが