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【アカンタイラ】
語義不詳。「ア」は天、「カン」は神であろうが、「タイラ」がよくわからないが、「平らか」と考え、穏やかで静かなさまを言っているのか。
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天に還って行かれた。皇子のタケヒトが喪祀りを務め
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四十八日が過ぎた。三十二守が集まって
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亡き君に奉げた御名はツクシスヘラギである。
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この様子を多賀の宮に伝えると
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イツセは喪に入り、君をヒウガの神として
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祭った。オニフでは
【アヒラツヤマ】
ウガヤフキアワセズの陵墓とされるものは、鹿児島県鹿屋市吾平町に吾平山上陵(アイラサンジョウリョウ)、宮崎県の高千穂町に吾平山陵(アヒラサンリョウ)がある。
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ミヲヤ神として祭った。その後、タマヨリ姫が
【カアヒニアワセ ミヲヤカミ】
河合の宮にはタマヨリ姫の両親のカモタケツミとイソヨリ姫がすでに祭られていて、そこにタマヨリ姫も祭られた。ウガヤフキアワセズは各地で祭られており、この二神を合わせて夫婦神としたと考えた。現在は下賀茂神社の境内社の河合神社の祭神は玉依姫命のみとなっている。また、下賀茂神社の祭神は、玉依姫命とその父親の賀茂建角身命とされている。このことからもウガヤフキアワセズとタマヨリ姫は同じところに祭られなかったのではないかと思うが、なぜか下賀茂神社は「賀茂御祖神社」とも呼ばれている。「賀茂御祖」とは、ウガヤフキアワセズのことで、言うなれば「ウガヤフキアワセズ神社」に「ウガヤフキウワセズ」がいないということになる。もしかしたら、もともとはここにウガヤフキアワセズとタマヨリ姫は一緒に祭られていて、ウガヤフキアワセズは榛原の鳥見山に遷されたために名前が消えて、カモタケツミに変わってしまったのではないか。30綾解釈ノート142参照。
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ウガヤフキアワセズは夫婦神として
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大変尊崇された。