【メノフソカ】
「10月」は24・28・31・36・37綾に「カンナツキ」または「カンナ」と書かれている。また「10月」を表す「メ」は、この後32・33綾に、また「メツキ」として32・33・34・37・38綾に出てきて、いずれも「10月」と訳した。「メツキ」を10月としたよりどころは、ミカサフミの「トシウチニナスコトノアヤ」に「ソノメフリ ヲカミシリゾク ハツシグレ ヤヤメモミチテ ナカコロハ ヲノカミツキテ カミナヅキ」とあることによる。「カミナヅキ」(10月)はヲノカミ(陽神)が退き、「メ」(陰)が満ちる月ということで、10月を「メ」の月とも言ったのであろう。