【コトシロハ イヨニトトマル】 ツミハは27綾本文016にアスカ宮の事代主になったことが書かれている。またツミハは27綾本文264ではハラ朝間宮と伊予の国とを掛け持ちして仕えている。自身の治めるアワの国と4ヶ所を行き来しなければならぬ超多忙な人であったようだ。ツミハはアスカ宮のニギハヤヒの無責任な言動を怒って伊予から出なくなってしまったのだろう。さすが剛直な大物主系の人である。
【ヰツコ】 「」は数詞だが、5人にしても5歳にしても意味が通じない。「イツコ」を「厳子」と読み、君を継ぐべき皇子と解釈した。クシミカタマが書いたのはこの綾までで、クシミカタマはこれからの君の役に立つ内容だとの思いを込めたのであろう。