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【ネノクニノ オホギノマツル】
「オホギ」を「奥義」と読み、「奥義に書かれている神の御神饌」と解釈した。「オホギ」は人名のようにも読めるが、重要な情報にしてはどんな人物か全くわからないのが腑に落ちない。
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神の御神饌は、十一月の末の
【ユミハリニ】
弓張り月の日は、上弦、下弦の月の日、旧暦8日と23日頃。「スエノ」とあるので23日。
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黒豆一と大麦一と小豆一と
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米七の割合で粥に炊いて
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ウケミタマとキツヲサネの神に祭ります。
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年越しの時は大麦一と小豆一と
【ムマス】
この前後では「ナナノヨネ」というように数だけだが、ここが「ムマス」となっているのは音数の関係か。この「マス」は単位ではなく、何杯という割合であろう。
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鬼やらいをします。一月七日の朝は
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七草の味噌粥を五クラの神に供えます。
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望の日の朝の六ワタ祭りは
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米と小豆の粥を供えます。これを神在り粥と言います。
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サルタヒコの一族の祭りは
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大豆一と小豆一とササゲ一と
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米七の割合で炊いて、天神九坐の神に
【ミオシルワザ】
「ミシルガヰ」に掛けた言葉。
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大変に長生きできます。
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これは全ての人の生き方の基となる教えです」。
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この神祈り粥の文を世の中に伝えた
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タケウチはついには長生きをする
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教えの先達となった。
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タケウチはモトヒコに心から礼を言って帰り、
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二十七年二月十三日、君に報告した。
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「日高見は男も女も髪を
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揚巻きに結い、身を飾り
【スヘテヱミシノ クニコエテ マツロハザレバ トルモヨシ】
蝦夷と言われるのは日高見、津軽など。この地域はその昔タカミムスビが治めており、ヤマトとは深く結ばれていたが、この時代になると、両者は一線を画していたと思われる。「クニコエテ」は「国肥えて」と読み、「蝦夷の国々は豊かで貢は出せる」という意味に捕えた。「トルモヨシ」は「君への貢を出さないなら力で貢を納めさせる」と解釈し、「成敗する」と訳した。本文103からにも熊襲が貢を納めなかったので討伐の願いが来たことが書かれている。
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国は肥えているのに、君に従わず貢を出さないようならば
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成敗するのもよいでしょう」また熊襲が宮に背いて貢をせず、
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そのうえ国々を荒らしていた。十月十三日に
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詔が下り、コウス皇子に
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熊襲を討たせることになった。コウス皇子が
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「腕の良い射手がいれば連れて行きたい」と言うと
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みなが「美濃のオトヒコが
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秀でています」と言ったので、カツラキミヤドを
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遣わして、オトヒコを召した。オトヒコは
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イシウラのヨコタテと
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タゴヰナギとチチガイナギを
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引き連れて、コウス皇子に従って行った。
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コウス皇子は十二月に筑紫に着いて
【サカシラ】
「サカシ」を「険し(サガシ)」と読み、「危ない、危険である」として、不穏ないろいろな様子を窺ったと解釈した。
【トリイシカヤガ カワカミニ】
本文198で、ヤマトタケの父ヲシロワケ(景行天皇)から国造とされた姪のヘカヤと結婚している熊襲のトリイシカヤも、アツカヤやセカヤと同様に頑強でタケルと名乗り、またしても君に背いたのであろう。この後に書かれている「タケル」はトリイシカヤのことで、国造の立場のタケルからの願いであったからコウスもヤマトタケという名前を名乗ることを聞き入れたのだろう。
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川上にタケル一族が
【ヤスクラナセバ】
「ヤス」は「安」と読み、「安泰なさま、のびのびと」と解釈し、「クラ」は「座」と読み、ここでは文脈から「酒盛り」とした。
【コウスキミ】
ここから突然「キミ」となるが、コウスはまだ皇子なので「皇子」と表す。
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衣の内に剣を隠し持ち、
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休んでいる乙女のようにして
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紛れ込んでいると、花筵に引き入れられた。
【ミオアゲミケノ タワムレヤ】
熊襲一族の宴会の様子であろう。「ミオアゲ」は「身を上げ」と読み、「立ちあがって踊ったりしている様子」とした。「ミケ」は他の写本に「ミキ」とあるのでそれを採用し、「酒」とした。
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大騒ぎをし、夜更けには、すっかり酔ってしまったので、
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コウス皇子は隠し持った剣を